« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009年11月の記事

2009.11.29

日蘭貿易400周年

Schiphol

  昨年は日蘭修好通商条約終結150周年、今年は徳川家康が日蘭貿易を公式に認めてから400周年にあたる年だった。長い交流があるせいかとても親しみはあるのだが、実はまだオランダを訪ねたことはない。だがKLMはヨーロッパに行く時に何度か利用しているので、昨年も今年もアムステルダム・スキポール空港で飛行機を乗り換えた。同じ路線でも乗るたびにゲートが違っていて、広い空港内をよく歩いた。

  写真は壁一面にお酒が並ぶワインバー。ブルーとグリーンのライティングがきれいだったので、従業員に写真を撮ってもいいかどうかことわって撮影した。左の箱状のものは水槽で熱帯魚が泳いでいた。窓際の席だったのでオランダの街を空から眺めることが出来たのだが、風車は見えなかった。


 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009.11.27

ココログの表示変更にちょっと不満

  ココログの表示が変更された。「カテゴリー毎のバックナンバー表示の際、11 件目以降の記事をタイトルだけに変更いたしました」ということだ。トップページは過去の記事10件を表示するという設定だったのだが、それがタイトルだけしか出てこないので、7件の表示に変更した。

  ところがやはりタイトルだけ!せっかく写真やビデオを載せているのにタイトルだけでは味気ない。個人で表示方法を選べるようにしてもらえないのだろうか。


    <追加>

  お知らせをあちこちよく読むと、記事を全文表示させる設定方法が記載されていた。そこで変更すると画像がもどってきた。自分の好きな方法を選ぶことができありがたい。

  ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

サルコジ大統領とベルリンの壁崩壊

  Les Cahiers Blancsにサルコジ大統領が11月9日にベルリンの壁崩壊を目撃したというのだが、その肝心な日付が間違っているかもしれないと書いたのだが、その当事者たちの混乱ぶりがRue89Japonの「ベルリンでのサルコジのこの写真は、1989年11月10日、22時に撮影された」でさらに克明になった。

  サルコジ大統領は11月9日に「東ベルリンにいた」とその興奮を語っているが、そんな特別な瞬間を思い違いするというのはおかしな話した。それにしても誰も正確に覚えていないのか、それともうそにうそを重ねてどうにもならなくなっているのか、まるで漫画みたいに滑稽だ。

  問題となっているfacebookだが、私も登録だけはしているので話題となっている大統領の書きこみを探してみた。すると確かにpasser du côté est de la ville 東ベルリン側に行ったと記述がある。


Souvenirs de la chute du Mur de Berlin, le 9 novembre 1989.
J’étais alors secrétaire général adjoint du RPR. Le 9 novembre au matin, nous nous intéressons aux informations qui arrivent de Berlin, et semblent annoncer du changement dans la capitale divisée de l’Allemagne. Nous décidons de quitter Paris avec Alain Juppé ...pour participer à l’événement qui se profile. Arrivés à Berlin ouest, nous filons vers la porte de Brandebourg où une foule enthousiaste s’est déjà amassée à l’annonce de l’ouverture probable du mur. Là, par le plus grand des hasards, nous croisons un jeune élu français que nous connaissions, à l’époque spécialiste des questions de défense : François Fillon. Nous filons ensuite vers Check Point Charlie pour passer du côté est de la ville, et enfin confronter ce mur dans lequel nous avons pu donner quelques coups de pioche. Autour de nous, des familles se rassemblaient pour abattre le béton. Certaines venaient nous parler pour nous expliquer leurs sentiments, leurs ambitions nouvelles, et partager leurs émotions après des décennies de séparation. La nuit s’est poursuivie dans l’enthousiasme général : les retrouvailles du peuple allemand sonnaient la fin de la guerre froide et le début d’une période de grande liberté en Europe.
C’est cette liberté que nous défendons toujours avec l’Europe, et que nous fêtons 20 ans après.

 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.11.23

La Fête des lumières 2008 à Lyon  リヨン・光のフェスティバル

  Lyon リヨンでは毎年光のフェスティバルが開催されています。ビデオは昨年のものですが、今年は12月5日から8日まで。下のビデオは2005年から08年までの美しいイメージをまとめたものです。


Fete des lumieres LYON
アップロード者 aciso2

  私は2004年にリヨンに行ったのですがクリスマス前でしたので光のフェスティバルは見たことがありません。でもクリスマスの飾りつけも素敵でした。フランス中、イルミネーションで飾られてどこも夢の国のようになるのです。2006年はTours トゥールに行きましたが、凝ったイルミネーションが多く楽しめました。


  Fête des lumières de Lyon こちらにこれまでの写真があります。これを見たら、行くしかないです。

 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.11.22

Noël de Rochefort-en-Terre ロッシュフォール・アン・テールのクリスマス

  クリスマスを迎えるころになると冷え込みが厳しくなって、外出には手袋と帽子が必要になります。でもイルミネーションで飾られた街は美しく、散歩するのは楽しいものです。Rochefort-en-Terre ロッシュフォール・アン・テールのビデオを見つけましたが、この季節に行ってみたいですね。私は春に行ったことがあるのですが小さなアトリエがたくさんあるこじんまりとした村で観光客でにぎわっていました。Les plus beaux villages de France フランスの最も美しい村々にも最近選ばれたようですね。


  Rochefort-en-Terre 村のホームページ
  Les plus beaux villages de France Rochefort-en-Terre


  Le Mans, au pied de la Cathédrale Saint-Julien ル・マン カテドラルの光のショー  昨年の幻想的な光のショー。中世の天使と悪魔がテーマ


 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.11.19

昭和初期の仏和対訳シナリオ

Dsc_0014001x1

  とても珍しい本を4冊いただいた。昭和8年から10年に発行された映画シナリオでフランス語と日本語の対訳となっている。"Quatorze Juillet" 巴里祭、"Poil de Carotte"にんじん、"Sans Famille"家なき児、 "Le Paquebot Tenacity"商船テネシーである。平原社のトーキー・シリーズ。フランス語の会話はすらすら読めるのだが、日本語は旧字体なので時々むずかしい漢字や言い回しがでてきてすぐにわからないところがある。何だか妙な話だ。それにおもしろいことにト書きは英語で書かれている。

Quatorzejuillet

  いったいどのような内容なのかと興味をもたれるだろうから、"Quatorze Juillet" 巴里祭のページをスキャンしてみた。クリックすると拡大表示されるのでじっくりどうぞ。この部分は歌なので、日本語も詩のように訳されている。

  今から75年も前にこうして対訳が出版されているといること自体が驚きだ。本は袋とじになっているので、まだ切れていないページもあった。いったいどんな人がこの本を手にしてきたのだろう。長いことしまわれていたはずなので晴れた日に外で虫干ししてから読んでみようと思う。

 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.11.14

Carte Bleue カルト・ブルーの新しい絵柄

Pub1

  フランスのデビット機能付きキャッシュカード、Carte Bleue カルト・ブルーの新しい絵柄を紹介するポスターなのですが、みなさんもうおわかりですね。ブルターニュの旗がひらめいています。Banque de bretagneのカードです。このカードが財布にはいっていたらうれしい!

  以前ブレイス語で小切手をつくろう!で紹介したようにブルターニュではブレイス語表示の小切手が流通しているのです。このように各銀行でブルターニュ独自のサービスをしています。

 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

時間は流れる

Dsc_0131x

  この建物は私がいたころは何年も閉まったままだった。その前はたぶん家具屋だったはずだ。この建物の向かいにあるコインランドリーによく通っていたので木の板で囲われた殺風景な建物はよく眺めていた。なぜなら建物の上部にモザイクがあったからだ。でもこんな黄緑色の壁ではなかったと思うのだが・・・

  その右隣にあるのはコピー店。ここにもよく行ったものだ。さらに数十メートル行くと映画館がある。通いなれたまるで自分の庭みたいな通りなのだが、今年の春にはこうやって新しい店ができていて、時間が流れたことを実感する。数分歩くと中央郵便局のあるPlace de la République レピュブリック広場にでる。公園のようになっている中に仮設のような店舗があった。可愛い雑貨屋さんだ。

  そこで絵葉書を買いながら少し話をした。「2007年の秋に火事で店が焼けてしまったのでここを借りたんだ」とご主人が言う。その言葉にハッとした。なぜならその日、たまたま火事の現場にいたからだ。その時の状況はRennes レンヌ中心部での放火事故に書いたが、放火犯は3人は19~21歳だった。焼けた建物の一階が店舗で何度もテナントは入れ替わった。覚えているのは眼鏡屋でそのあと雑貨屋になった。何も購入したことはなかったのだが、ショーウインドーはよく見ていた。

  あの事故で人生がくるってしまった人を目の前にしてどんな言葉もでてこない。「あの日、この広場を通ったので事情は知っています」と答えるのが精いっぱいで「レンヌに戻ったらまた寄ります」と挨拶して店を出た。

  


 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.11.12

秘密の花園

Dsc_0105x

  Rennes レンヌの旧市街は1720年12月の大火でその大半が焼けてしまったが、それでも一部に中世の建物が残っている。この写真はそんな古い家の中庭だ。住民しか入れないドアの奥にこのような中庭がある。何色ものつるバラが壁を覆うように植えられていていい匂いがしていた。写真の右端に写っている丸い石組は古井戸である。

  この空間だけまるでタイムマシンで過去にもどったかのようで何だか心が穏やかになる。まるで私のことを待ってくれていたかのように一匹の猫が迎えてくれた。しばらく一緒に遊んでいたのだが、鳥をおいかけて猫は木造りのテラスの上を渡ってゆく。下の写真の左側に残る木の階段もとても珍しいものだ。

  Dsc_0116x


 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.11.10

ルイ・ヴィトン、オンライン・チャリティーで赤十字支援

  世界初の旅行鞄専門店として1854年に創業開始したLOUIS VUITTON ルイ・ヴィトン。アトリエ設立150周年を記念してL'Excellence du Savoir-Faireを世界各国で開催中だ。日本では9月に展示していた。

 ルイ・ヴィトンとちょうど同じ年に誕生したCroix-Rouge赤十字は、今年提携を結びチャリティー活動を行うことを発表した。11月1日から17日まで日本とアメリカではオンライン・チャリティーも行われている。日本のオンラインショップで販売された対象製品の売上10%を、日本赤十字社を通じて世界各地の災害被害者を助ける活動に寄付するというものだ。

  
  Louis Vuitton 公式サイトで日本語を選択。するとオンライン・チャリティーのページになる。
Louis Vuitton s’associe à la Croix-Rouge française pour célébrer 150 ans de savoir-faire


 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.11.05

La qualité de vie en Bretagne  ブルターニュの生活環境

 
 Vidéo de présentation de la qualité de vie en Bretagne par le Conseil régional de Bretagne


  豊かな自然、荒々しい海や広大な緑の平原。それがみなさんの想像するブルターニュなのかもしれませんが、自動車や最先端のハイテク産業なども盛んです。人々はスポーツに興じ、音楽や演劇に熱中しています。ブルターニュの現代生活をまとめた4分半のイメージビデオです。語りはほとんどありませんので、映像をお楽しみください。


 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ  にほんブログ村 外国語ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.11.03

ブルターニュからアメリカ大陸へ


  「ニューヨークにはフランス人も多く住んでいるけれど、一番多いのはBreton ブルトンなんだよ」と聞いたことはありました。海の彼方に以前書いたようにブルターニュから世界の海へ漕ぎ出していった冒険家は数知れないほどだからです。たとえば1534年に旅立ったJacques Cartier ジャック・カルティエは、北アメリカ大陸に到着。La Nouvelle-France ラ・ヌーベル・フランス(新らしきフランス)と名づけた。後のカナダVille de Québec ケベックです。朝食や夕食によくクレープを食べるとラジオでしゃべっていました。

  神楽坂のクレープリー、Le Bretagne ル・ブルターニュでお会いしたケベック出身の従業員の方にこの真偽についてたずねたのですが、朝食に3~5枚のクレープを食べるというので驚いてしまいました。本場ブルターニュでもそんなに何枚もクレープは食べませんから。


  さてニューヨークのBreton ブルトンですが、そのほとんどがこの自由の女神像のあるGourin グーラン出身者。1830年ころから20世紀にかけてアメリカに移住したのです。1928年から3000人近くが移住。そのうち400人がMichelin ミシュランで働いていました。1946年から10年間で747人が移住。これはGourinの人口の13.4%をしめていました。このころになると初期に移住した人たちはアメリカ全土にちらばっていたので家族や親類をたよってはるかなアメリカ大陸へわたったのです。

  上のビデオは2009年3月のSt Patrick 聖パトリックパレードの様子です。ニューヨークのど真ん中でブルターニュの音楽が響きます。「いっしょうけんめい働いて数年後にはたてばブルターニュに帰ろう」と考えてアメリカに行ったのに、帰れないまま子供たちも大きくなり月日が過ぎてしまったという人も少なくなかったようです。異国で聴く遠いふるさとの歌。なんだか胸にせまるものがあります。


 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ  にほんブログ村 外国語ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.11.01

自由の女神とブルターニュ

Liberte

  あれあれ。これは自由の女神じゃないですか。ニューヨークには行ったことがないけれど、パリのセーヌ川に立っている像は見たし、香川県の直島でも遭遇しました。でもなぜブルターニュの内陸部にあるのか、ちゃんとわけがあるのでした。 

  次回につづく

  


 ランキングに参加しています。一日一クリック、ご協力おねがいします。
    ↓↓↓
  にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ  にほんブログ村 外国語ブログへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »