自然派化粧品ブランド Yves Rocher イブ・ロシェ
フランス人の3人に1人は使ったことがあると言われるほど、フランスの生活に溶け込んでいる自然派化粧品ブランドYves Rocher イブ・ロシェ。創業者はブルターニュにあるLa Gacilly ラ・ガシイという村で1930年に生まれたYves Rocher イブ・ロシェ氏。実家は小さな衣料品店を営んでいたが、彼が14歳になった時に父親が亡くなったので、母親を助けて家業を継いだ。そして1959年に会社をつくると、自分の名前をとってYves Rocher イブ・ロシェの名称で化粧品の販売を始めた。
その後いち早く通信販売を手がけ、共働きでゆっくり買い物をする暇のない女性たちのハートをつかんだ。最近はインターネットでの売上も伸ばし、従業員は15000人、世界80カ国で3000万人の愛用者がいる。その総売上高はplus de 2 milliards d'euros (20億ユーロ 、2600億円超)にのぼり、化粧品業界で世界18位である。私がモロッコを旅した時も、トラックに満載されたYves Rocherのコンテナをたくさん見た。上のビデオはコマーシャルだ。日本ではテレビで放映できるかどうか、少々過激すぎるかもしれない。
Yves Rocher イブ・ロシェ氏は生まれ故郷のLa Gacilly ラ・ガシイに執着し、1962年から2008年まで、46年間にもわたって村長としてLa Gacilly ラ・ガシイを支え続けてきた。化粧品の原料となる植物は44ヘクタールの畑でビオ栽培している。
仏大統領Nicolas Sarkozy ニコラ・サルコジ氏は「偉大なるフランスの実業家で、ナチュラルコスメの創始者、また通信販売の先駆け」であり、「イブ・ロシェ財団を通じ環境保護や女性美の追求に専心したこと」、さらに「政治家としてブルターニュで成し遂げた多くの功績」に敬意を表すると述べた。
Daniel Jouvance、Kiotis、Dr Pierre Ricaud、 Galerie Noémieなどの化粧品や日本でもおなじみの子供服Petit Bateauなどを含む同グループの後継者は本来なら長男のDidier Rocherになるはずだったが、1994年に事故死しているので、すでに副社長に就任していた孫のBris Rocher ブリ・ロシェ氏31歳に決定した。
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