篠沢秀夫さんと障害者自立支援法
数日前テレビつけたら篠沢秀夫さんに関する話題がながれていた。篠沢秀夫学習院大学名誉教授がALS(筋委縮性側索硬化症)にかかり、奥さまが献身的な介護を続けているが、負担が大きいので障害者自立支援法に基づくサービスを東京・新宿区に申請したところ、「65歳以上は、新規の障害給付は受け付けない」と新宿区が法律に反して申請を却下したというものだ。つらそうな、とまどったような奥さまの様子に憤りを感じたし、篠沢さんがALSで車いす生活を余儀なくされているとは全く知らず非常に驚いた。その後新宿区の中山区長が病室を訪ね謝罪したそうであるが、これが氷山の一角でないよう祈りたい。
篠沢秀夫さんについては昨年5月に発売された新刊本 「ぶるぶるぶる ブルターニュ大好き」について書いたばかりだった。少しWEBで検索してみると昨年2月にALSと診断され、4月に器官を切開して人工呼吸器を装着したそうだ。
「ぶるぶるぶる ブルターニュ大好き」のむすびを書いたのは昨年1月のことなので、この本を書いている途中でもきっと身体の異変を感じておられたことだろう。そう考えると「ブルターニュ大好き」というタイトルが何だかずっしり重く感じられた。それがさらに強くなったのが、学習院大学の最終講義(平成16年1月17日)の写真だ。教員定年は70歳で最終講義のはつらつとした笑顔がまぶしい。その写真をよく見てほしい。ネクタイの上にさんぜんと輝くケルトの象徴、トリスケルを!Triskel トリスケルをみたことがないかたはこちらの画像をどうぞ。
ご本人が書いておられるように、ケルトを愛していることが全身から伝わってきた。そして大学を3月に退職して7月に旅したのがブルターニュであった。篠沢秀夫さんの「ケルトの心」、改めてしっかり受け止めたい。
< 関連エントリー >
新刊本 「ぶるぶるぶる ブルターニュ大好き」
「ぶるぶるぶる ブルターニュ大好き」を読んで感じたこと
Le Château de Costaérès コスタエレ城に住んでいた小説家
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