ローズガーデンをつくる No.12 水受けに乱形石を貼る
最初は小さくローズガーデンの右端に作るつもりだった立水栓なのですが、いざ作ってみると見たことがないほど巨大になりました。横幅77cmで高さは127cm。私の胸まであります。それで何だかローズガーデンのメインのオブジェになりました。
水受けには乱形石を貼りたかったのですが、ホームセンターには売っていないし、ガーデンエクステリアの店を数軒たずねてやっと手に入れました。でもパズルをはめこむように石をうまく並べるのが大変でつい後にのばしてしまったのです。ついに決心して画用紙の上でこのように作業完了したのは3月16日。
そこへたまたま庭師として日本庭園をつくっていた人がやってきて、「これは素人の切り方だ」と言います。理由を訪ねると、石と石をT字型に組み合わせてゆくのが正式らしいのです。私は花が咲いた時に中心から花びらがでているようなイメージにしたのです。ですから左端がわかりやすいと思いますが、中心点から花びらにみたてた6つの石が広がっています。もっと前に言ってくれたら違うやり方を考えたのですが、もう切ってしまったことですしこのままで続行することにしました。
そして翌日乱形石を貼りました。モルタルを3cmほど硬めに練って、排水しやすいように斜めに塗ります。そして白いセメントをこんどは水みたいに柔らかく練って上に流します。そして、間違わないように鉛筆で番号を書いた乱形石をすばやく置いてゆきます。自然の石ですから厚みに差があるし、鉛筆で番号を書いたにも関わらず何だかずれてくるので、最新の注意をはらいながら作業します。何とか完成したので、濡れたタオルで石の上についたセメントをふきとりました。
石があまっていたので、立水栓の前に半円に並べました。この写真はあともう少しというところです。後で変更する可能性もあるので、ただ置いてあるだけです。その手前のスペースには緑の植物を植えるとか飛び石を置き通路をつくるなどまよったのですが、結局ガーデンストーンをしきつめました。
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コメント
楽しく拝見しています。つい最近ブルタン協会とブルターニュのことを知って以来、ブルターニブルターニュと一人で騒いでいましたところ、こんなステキなブログに森下を通じて知り嬉しいかぎりです。
四国にお住まいとのこと、高野山とも関係の深いところですね。高野山観光のフランスに関わる仕事をしている関係上、気になる地域ではあります。ほんの一年前からのにわか仕込みのフランス語なのですが、どうにかこうにかホームページ制作、パンフレット翻訳などこなしています。(仏版ホームページは近日公開予定)。といいますのは、大胆不敵な採択により九州から和歌山に一年前移住してきて以来、ひょんなことからフランス語関連の仕事のくちが舞い込んできたのです。それは全く予想外の出来事でした。実は十年来、天然酵母のパンを修行研鑽してきておりまして何とかして小さい店を開きたいという大それた(自己資金0)野望を持っていたからです。フランス語は大学での学科でしたので、無論、完全
な素人ではないのですが、人里はなれた九州の山中あるいは海辺の集落では出番がなく、すっかり過去のスキルになっていました。-結果、今ではパンを作ることは一切しなくなり、ひたすらフランス語修行に明け暮れています。フランスに行きたい、という新たな野望を抱きつつ(?)
ブルターニュは魅力があります。ケルト文化とその思想、風土、自然。大きな権力にスポイルされてきた固有の文化が復興する世界的潮流のひとつですね。これからの未来を考えるとき、恐ろしく重要なテーマといえるでしょう。このコメントも恐ろしく長いですがー。では、失礼します。森下のページにも訪れてみてください。
森下やよい
投稿: 森下やよい | 2010.04.10 07:24
はじめまして
高野山には2年つづけてお参りに行きました。奥の院までの参道がさすが聖地だと感じました。
高野山観光のフランスに関わる仕事というのは、スペインのサンチアゴ・デ・コンポステラ巡礼路とも関連があるお仕事なのでしょうか。スペイン、サンティアゴにも行きましたよ。
投稿: 市絛 三紗 | 2010.04.11 16:08