ローズガーデンをつくる No.14 Ebb Tide エブタイド
紫色のバラ、Ebb Tide エブタイドが咲きました。つぼみは少し赤みがあったのですが、開いたら紫でした。満開になるとオールドローズのようになるそうです。画面をクリックすれば画像は大きくなり、ほぼ実物くらいのバラの大きさになります。
驚いたのはこのバラの持つ香りです。むせかえるような強い香りで、甘みもあり、いったい何にたとえてよいのかわからないほどなのです。おとといは地元のバラ園を訪ね、270種類ものバラの香りを数時間もかいだのですが、Ebb Tide エブタイドがはなつような香りはありませんでした。
このバラはアメリカ、Weeks Roses ウイークスローゼス社のもので、普通のバラの3倍くらい茎が太いのです。ウイークスローゼス社はアメリカ、カリフォルニアで1938年以降、育種家トム・カルースさんの指導をあおぎ250,000粒の種を採るため、約50,000本の花の授粉を行っており、その種を育成し 8~10年の評価期間の後、本当に優れた市場に値するもののみ、毎年わずかに3つか4つの新品種を発表しているナセリーだそうです。
朝から小雨が降っているのですが、もう何度も近寄って香りを吸い込んでいます。インターネットでこの香りをお届けできないのは残念です。右側の写真でエブタイドの手前に写っている灰白色の植物はlamb's-ear ラムズ・イヤー(学名:Stachys byzantina)です。子羊の耳というだけあって、さわると動物の皮膚のような柔らかな肌触りなんですよ。
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