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2010年5月の記事

2010.05.28

BS日テレトラベリックスIII ブルターニュ特集

  BS日テレ、トラベリックスIIIでは今月3回ブルターニュ特集を組んでいます。この放送があることは北九州と東京に在住の二人のかたからメールで知らせていただきました。でも我が家の古いテレビではBS日テレを見ることができないのです。

  パソコンでも地上デジタル放送を見ることはできるのですが、地元のケーブルテレビはまだ少しのチャンネルしか地上デジタル放送に対応していないので、結局この放送を見ることはできないのです。そこで近所の友人宅で見せてもらおうと思ったのですが、この週末もあいにく私が県外に行っていてお願いすることもかないませんでした。

トラベリックスIII 放送内容

2010年5月16日 フランス(1)ブルターニュ地方 カンペール
2010年5月23日 フランス(2)サン・マロ/モンサンミッシェル
2010年5月30日 フランス(3)ブルターニュ地方 レンヌ

  連絡いただいた北九州の方は「録画したのがTV内蔵のHDDで今のところこれを取り出す術がありません」ということでしたが、東京の方がサン・マロとレンヌの放送を録画して送ってくださるそうです。どうもありがとうございます。どなたか5月16日カンペールを録画されていませんか。連絡いただければありがたいです。

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2010.05.27

特集「ブルターニュの心」 ( ふらんす 2010年 05月号 )

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  この雑誌ふらんす 2010年 05月号
はフランス語学習とフランス語圏文化に関する唯一の月刊誌です。特集「ブルターニュの心」 が掲載されていると知り購入しました。

  ブルトン・デュ・ジャポン事務局長のJean-Philippe Audren ジャン=フィリップ・オードランさんのインタビューでは「フランス人である前にブルトン」という副題がついています。東京でご本人とお会いしたことがありますが、とても穏やかな方です。それでもフランスの中にフランスとは異質のブルトン魂が息づいているのです。

  特集では次いで太田浩一さんが「シャトーブリアンの墓」という紀行文を書いています。墓はサン・マロの海辺にあるのですが、引き潮のときだけ歩いて行くことが出来ます。とはいえ干満の差が大きいので、サン・マロには数十回行きましたが墓まで行ったのは一度だけです。

  最後にゲランドの塩を販売しているアクアメールの渡辺敦子さんの「塩とともに生きる」が掲載されています。渡辺さんともお会いしたことがありますがとても素敵な方です。この貴重な塩田が2月27日から28日にかけての嵐で大損害を受けました。塩田だけではなく工場の被害も大きかったようで、今年は大変な試練の年となってしまいました。

  またゲランドは現在の地理的区分でいえばブルターニュ地方ではなくロワール地方に属します。私たちにとってゲランドはブルターニュなのですが・・・ このいきさつはRéunification de la Bretagne ブルターニュ再統一ブルターニュ再統一の意義をお読みください。


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2010.05.14

Nettoyage des plages ビーチ・クリーニング

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  大学の歴史哲学のレポート課題にこんな出題があった。「歴史をつくるものは、英雄か民衆か、社会条件か」というものだった。それまでそんなことは考えたことがなかったので、文献を読みいろいろ考えた。もちろん哲学者によって考え方は異なるし、そのレポートの採点はBだったのでどのような回答がよかったのかは今でも分からない。講評欄の最後には「歴史哲学の問題はきわめてアクチュアルな問題だと思います。このリポートをきっかけにして、歴史哲学の問題をよく考えてみて下さい」と締めくくられていた。

  日本に住むひとりのBretonne ブルターニュの女性。Sarah サラさんは3年前から2つの高校で英語を教えている。たまたまドライブに出かけ道に迷ってたどり着いた海岸はゴミでうずもれていた。それを見つけて何人かの日本人にどうにかしたいと相談した。だが、ゴミの量があまりに多く、ひとりやふたりが掃除してすむような簡単なものでなかった。そこは住民も行政も面倒なことに巻き込まれまいと先送りにしてきた場所だった。

  そのような場所があること自体、ごくわずかの住民にしか知られていないし、彼女はこの8月で日本を去ることになっているから、もう異国の海岸のことで頭を悩ます必要もなくなる。誰も行かないような入り江がゴミでうずもれていようと、そんなことは大したことではない!

  躊躇する人たちの間で、Sarah サラさんはたったひとりでゴミを集め始めた。一度決めた信念はゆるぎないものだったから、それを同僚の英語教師に話し、ついにボランティアをつのりビーチ・クリーニングを開始することにした。私もこの話は本人から3月に聞いていたのだが、アドバイスも出来ぬままなおざりになっていた。彼女が行動を起こしたと聞き、先月はボランティアで2回、ビーチ・クリーニングに参加した。
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  実際に現場に行って改めてそのゴミの量にあぜんとした。海岸線をうめ尽くす漂着ゴミ。だがそれだけではない。林の下には不法投棄された一般ゴミも多い。彼女が行動を起こさなければそのままになっていたであろうゴミの山。10カ国近くの外国人たちが黙々とゴミを拾ってゆく。なかにはパラグアイとかラトビアの人もいた。娘さんのところにたまたまやってきて、アイスランド火山の噴火で帰国がままならなくなった英国人夫婦まで参加していた。貴重な自由時間をゴミ拾いに費やしてくれるその心意気が何ともありがたい。

  参加していた高校生のひとりが「日曜日なら清掃に来れる」というので冗談のつもりで「毎週でもいいの」と聞いてみた。すると「ほかの日は塾とか用事があるけれど、日曜日なら毎週でも来る」と答えた。その返答に正直驚いたし、純粋な気持ちに感動すら覚えた。大げさかもしれないが、Sarah サラさんのひたむきさが人々を目覚めさせてのだと思う。歴史が動き出すきっかけかもしれないとひそかに思っているし、およばずながら私も地道にゴミをひらってゆきたい。次のビーチ・クリーニングは明日の朝。参加したい方は5月15日朝9時30分に島田小学校に集合。

  「第二の古里」鳴門を美しく (徳島新聞 2010.05.12)

   < 関連エントリー >

  鳴門 Beach cleaning

  「アイルランド 美しき旅」 旅 2009年 11月号
  Nettoyage des plages ビーチ・クリーニング テレビ放送
  Nettoyage des plages ビーチ・クリーニング 今月は7月17日
  旅立ちの朝 結ばれた絆
  Brud Nevez no.281 Bro-Japan

  
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2010.05.11

ローズガーデンをつくる No.14 Ebb Tide エブタイド

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  紫色のバラ、Ebb Tide エブタイドが咲きました。つぼみは少し赤みがあったのですが、開いたら紫でした。満開になるとオールドローズのようになるそうです。画面をクリックすれば画像は大きくなり、ほぼ実物くらいのバラの大きさになります。

  驚いたのはこのバラの持つ香りです。むせかえるような強い香りで、甘みもあり、いったい何にたとえてよいのかわからないほどなのです。おとといは地元のバラ園を訪ね、270種類ものバラの香りを数時間もかいだのですが、Ebb Tide エブタイドがはなつような香りはありませんでした。
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  このバラはアメリカ、Weeks Roses ウイークスローゼス社のもので、普通のバラの3倍くらい茎が太いのです。ウイークスローゼス社はアメリカ、カリフォルニアで1938年以降、育種家トム・カルースさんの指導をあおぎ250,000粒の種を採るため、約50,000本の花の授粉を行っており、その種を育成し 8~10年の評価期間の後、本当に優れた市場に値するもののみ、毎年わずかに3つか4つの新品種を発表しているナセリーだそうです。

  朝から小雨が降っているのですが、もう何度も近寄って香りを吸い込んでいます。インターネットでこの香りをお届けできないのは残念です。右側の写真でエブタイドの手前に写っている灰白色の植物はlamb's-ear ラムズ・イヤー(学名:Stachys byzantina)です。子羊の耳というだけあって、さわると動物の皮膚のような柔らかな肌触りなんですよ。


  このバラを購入するには下のリンクからどうぞ。

  バラ苗 エブタイド プレミアウィークスローズ3年生大苗7号スリット鉢  四季咲き中輪 紫系
  【ハーブ苗】:ラムズイヤー

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2010.05.10

Festival International du Film de Cannes カンヌ国際映画祭

  1946年から開催されているFestival International du Film de Cannes カンヌ国際映画祭。今年の開催は5月12日から23日までだ。その開催直前の4日から5日にかけて、la Côte d'Azur コート・ダジュールでは海が大荒れで8メートルの高波がおしよせた。これほどの高波は50年ぶりということらしい。
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  カンヌでは海辺のレストラン20軒ほどが甚大な被害をうけ、映画祭までに復興できるかどうかわからない状態。映画祭の開催期間中でなかったことがせめてもの幸いだろうか。フランス屈指の観光地カンヌやニースをおそったこの嵐に大混乱となっている。

  同じ時期フランス南西部では雪が降ったほどの異常気象。それに加えて、アイスランド火山噴火の影響でいまでも航空機の運航は正常にはなっていない。オーストラリア、ドイツ、ポルトガルなどで飛行場閉鎖、欠航などが続いている。続きに関連ニュースをはりつけておいたが「フランスの空港もここ数日はオープンしている」というあいまいな状況なので、カンヌ国際映画祭が開幕されても招待客がたどり着けない可能性さえある。カンヌ国際映画祭が予定通り日程を終えられるとよいのだが。

  « Coup de mer » sur le littoral azuréen.  海辺のレストランに波がおしよせるリアルなビデオあり
  Festival International du Film de Cannes カンヌ国際映画祭 公式ホームページ

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2010.05.07

ローズガーデンをつくる No.13 バラが咲きました

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  うららかなゴールデンウイークの日差しで、待ちにまったバラがきのう開花しました。一番最初に咲いたのはドイツうまれのつるバラ「アンジェラ」でした。ピンク色でとてもいい香りです。あとのバラもつぼみがふくらんでいるので一緒に咲くかなと思っていたのですが、何カ月も待っていたのですから一輪づつ咲くほうがいいのかもしれませんね。

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  バラとバラの間には花の種をたくさんまいてあるのですが、こちらのほうは4月のあまりの寒さと大風のせいでまだ少ししか芽が出ていません。この写真の左上のつぼみはまっ白な「アイスバーグ」、その奥でたくさん重そうなつぼみをつけているのは「ピエール・ドゥ・ロンサール」です。

  それから上の写真でひときわ大きく伸びているのは千鳥草で、バラではありません。一日に10センチくらい成長していて、いったいどこまで伸びていくのでしょうか。
  


  その1から読む    その14にすすむ


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イルスの竪琴

  せっかくのよいお天気だったのですが、薬を飲んでも微熱が下がらなかったのでGWはどこへも出かけませんでした。もういいかげん治ったことにしたいのですが、まだ少しだるさが残っています。そのあいだに読み返していたのは、パトリシア・A・マキリップのファンタジーです。ハヤカワ文庫のFTシリーズは数十冊持っているのですが、その中でも彼女の作品は傑作だと思っています。読みながらいつの間にか別世界へ。こうなってくると自分が起きているのか、夢を見ているのか、それとも魔法にかかったのか、地底にいるのかさえもあいまいになってくるんですよね・・・

  彼女はアメリカ人なのですが、マキリップという名前はケルト系なのだとあとがきに書いてありました。この前に読んだのは少なくとも15年以上前、もしかすると20年以上前なのかもしれませんが、その時はケルトとのかかわりは特に意識していなかったと思います。改めて読んでみると「イルスの竪琴」3部作で主人公がさすらいの旅を続けるというストーリーは「指輪物語」と類似していると感じました。ここ数年のうちに数冊の新刊がでているようなのでどのようなストーリーなのか読んでみたいと思います。

  
  星を帯びし者 (1979年) (ハヤカワ文庫―FT)
  海と炎の娘 (ハヤカワ文庫 FT 21 イルスの堅琴 2)
  風の竪琴弾き (ハヤカワ文庫 FT 34 イルスの堅琴 3)
  妖女サイベルの呼び声 (1979年) (ハヤカワ文庫―FT)

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2010.05.02

Le muguet est une fleur "porte-bonheur" スズランは幸運をもたらす花

Muguet

  5月1日といえばスズランです。今年の日本は変な天候。4月に何度も霜がおり、強風が吹き荒れるという異常気象でしたが、それでもうちの庭でもスズランが咲きました。まだ数株しか咲いていないのですが、きのう5月1日なのを思い出したので花瓶に入れ室内に置きました。とてもいい香りです。

  先月半ばに家族が肺炎にかかり毎日病院に送り迎え。入院はしなかったものの点滴に通っていたからです。せきがひどくうつらないようにとずっとマスクをしていたにもかかわらず、私も少し頭が痛かったのです。それでも、何とか耐えていました。家族はやっと肺炎が完治したようですが、私のほうはここ数日身体がやたらとだるく、ついに熱がでてきました。そのため連休はよい天気なのですがおとなしく家でいるはめになりました。

  私のローズガーデンはバラのつぼみが大きくふくらみ、あと数日でバラが咲くはずです。毎日何度も虫がつかないよう見張っていますので、ほんの少しアブラムシがいただけでスクスク育っています。ここ数日のうちに咲くはずなので楽しみです。

  


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