ローズガーデンをつくる No.16 無農薬でバラ栽培
ローズガーデンをつくるためには土が大切だと村田晴夫さんの「つるバラのすべて」と後藤みどりさんの「小さい家で楽しむわたしのバラ庭づくり」などに書いてありました。そこでこれらの本やネットで見つけた栽培方法を参照して穴を掘っては牛フン、油粕、腐葉土などを元肥として、炭の粉、赤玉土、鹿沼土などと混ぜ込んでゆきました。
おかげで植えてからわずか数カ月でバラが咲き始め、今も花が咲いています。しかし、肥料をたっぷりすったバラの葉は昆虫にも大好評。様々な虫たちがやってくるのを朝晩見張っています。でも一番困っているのはスリップスです。この虫はバラのつぼみに入り込み、花びらをすぐに散らしてしまうのです。白いバラの花びらは茶色く変色してしまいます。唐辛子とか酢とかニームとか試してみましたが、あまり効果なし。アルコールは花そのものが弱ってしまってダメ。
葉は少しくらいなくなってもかまわないのですが、バラの花がいたんでしまっては育てている意味がありません。消毒するしかないのかと迷っていた時に読んだ本。これが奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録だったのです。木村さんが無農薬、無肥料で育てたリンゴ。その成功にいたる壮絶な人生ドラマにすっかりうちのめされました。
現代農業のかかえる大きな課題が農薬と肥料です。虫たちは農薬に対しても耐性ができるので新しい薬を開発しなくてはなりません。また収穫量を多くするため肥料を多く使えばブルターニュの農業と地下水汚染に書いたような問題がおきてきます。さらに同じ作物を毎年つくると連作障害がおきるので、これを防止するためにも強い土壌消毒が必要です。一見のどかな田園風景でも実際は工場のように管理された農業なのです。
無農薬、無肥料で作物が連作収穫でき、その収入で暮らしてゆけるとしたら、この自然栽培は世界を変えてゆくでしょう。それから木村秋則と自然栽培の世界とあなたの人生に「奇跡のリンゴ」をつくる本を読み、実験開始。7月4日プランターにベビーリーフ、はつか大根、枝豆の種をまきました。わずか1晩で芽がでて育っています。この写真(クリックで拡大)は7月12日の枝豆です。
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