“愛と胃袋”フランス 森絵都のブルターニュ
NHK BShi プレミアム8で今晩午後8:00~9:30、“愛と胃袋”フランス 森絵都のブルターニュがあります。
直木賞作家・森絵都がフランス・ブルターニュを旅する。海の幸・山の幸に舌鼓をうち、生産農家を訪ね、出会った人々と料理をもとにした小説を執筆。番組内でドラマ化する。直木賞作家・森絵都が、フランスの北西部ブルターニュ地方を旅する。現地の食材を使って大人気のシェフの案内で、農業や漁業にたずさわる人々を取材し、スローフードを味わう。旅での出会いをもとに、愛と料理にまつわる小説を執筆する。旅のもようをドキュメントするとともに、書き下ろし小説を、森が訪ねた現地でフランスの俳優を使ってドラマ化する。
この情報を教えてくれたのはクリケットさんです。少しだけ補足すると下に出てくるシェフとはミュシュランガイドで2つ星を獲得しているPatrick Jeffroy パトリック・ジェフロワさんです。お見逃しなく!
ケルト文化の遺跡が残り、独自の言語も伝承されるフランス北西部のブルターニュ地方では、他のフランスとは一風違った食文化が伝わる。森絵都がまず訪ねたのは「地の果て」を意味する“フィニステール”県のカランテックという港町。この町で人気を博すシェフの案内で、イチゴ農家やアーティチョーク畑を訪ねたり、極上の牡蠣を採りに海へとでかける。 バター農家では、バター作りを体験するほか、ジャガイモのミルク粥など、決して豊かではなかったこの地方の農民の伝統食を味わい、おばあちゃんが焼くクレープを頂く。旅の途中、現地の言葉で「ブレノワール 黒い麦」と呼ばれるそば畑に遭遇。ブルターニュの名産であるそば粉のクレープ(ガレット)を味わうばかりではなく、森が出会ったのは、そばから意外な飲み物を作る男だった。そして最後にたどり着いたのはランデヴァンという小さな村。パリでのキャリアを捨て移住、古城の使用人小屋を改築し、家庭的なターブルドット(食事つきの宿)を始めたシェフと出会う。美しく厳しい自然の中で暮らすブルターニュの人々と多くの食と出会った森が描く小説世界とは?
<追加情報>
この旅で書かれた作品が出版されています。
4人の女性作家が、それぞれヨーロッパのスローフードやソウルフードを求めて旅をし、その土地を舞台に書かれる短編小説アンソロジー。その小説は、ドラマ化され、番組に挿入される。井上荒野はピエモンテ州(イタリア)、江國香織はアレンテージョ地方(ポルトガル)、角田光代はバスク地方(スペイン)、森絵都はブルターニュ地方(フランス)
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
2015-11-12
愛と胃袋のテレビを観て、感動しました。森絵都さんのファンにもなりました。
この短編が出たら、必ず買って熟読玩味致します。
投稿: 清家基行 | 2015.11.12 11:10
こんばんは。
もう5年もたったのですね。アンソロジーがすでに出版されておりますので、その情報を本文に追加しておきました。
投稿: 市絛三紗 | 2015.11.13 17:47