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2011年9月の記事

2011.09.10

アーサー王伝説ロマンス原拠の書 

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  日本列島を台風が通り過ぎた9月4日、日本SF大会でのパネルディスカッションが終了しました。ブルターニュ各地の写真とそこに伝わっているアーサー王関連の伝説をお話しました。終了後、「ブルターニュに行ってみたい」と何人もの方が声をかけてくださり参加してよかったと思いました。練習では時間オーバーになってしまったので、最初の方は予定していた内容を少し縮めました。そのためもしかするとわかりにくかったかもしれません。感想など聞かせていただければありがたいです。

  現在知られているアーサー王伝説はアーサー王を中心とする騎士道物語群です。その中でも核となっているのが「ブリタニア列王史―アーサー王ロマンス原拠の書」なのです。この本ではじめてアーサー王の誕生からアヴァロンの島に運ばれるまでの経緯が語られます。その意味でも非常に重要です。

  本の前半はトロイア人たちの子孫「ブルートゥスのブルタニア建国」がいかにしてブリテン国家を建設したかが事細かく描かれているのですが、中世ではこの内容が真の歴史として信じられていました。アルモニカ(ブルターニュ)の話も出てきますよ。「マーリンの生涯―中世ラテン叙事詩」とあわせてぜひ読んでください。

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2011.09.01

「地球アゴラ」でBécherel ベシュレルが紹介

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  「世界の日本人をつなぐ」をコンセプトに、毎週日曜よる10時~10時50に放送している生放送の情報トー ク番組NHK BS1「地球アゴラ」でブルターニュの本の町、Bécherel ベシュレルがとりあげられることになりました。今回の話題は「本の町、下着の町、バナナバンドの町」で地域再生の取り組みがテーマになっています。先日本の国の王になった男でも紹介しましたが、本が好きな人間にとっては宝箱のような場所です。

  この番組でベシュレルを紹介してくれるのはブルターニュ在住のシャルバーグ八千代さんです。9月4日、生放送ですが、現地のロケ撮影はすでに行われたそうです。写真はベシュレルで毎年行われる古本市Fête du Livre à BECHERELの様子です。ほかの写真はこちらに。Bécherel ベシュレルは少し高台にあり要塞としての役目もはたしていましたから見晴らしがよく、のどかな田園風景が遠くまで見渡せます。ヤドリギがあちこちにある、そんな大好きな懐かしい映像が放送されるでしょうから楽しみです。

  私は毎日小山のようにつみあげた本に囲まれ、アーサー王の世界にひたりきっています。放送日には静岡で日本SF大会に出席中。2日金曜日午後に出発しこの日は大阪で泊まる予定なのですが、台風が接近していてこんな時に家を離れるのはちょっと困ります。台風がこのまま直進してくれば移動できるかどうか、また大雨の心配もありますね。冗談で「長靴はいて行くから」と言っていたのですが、笑いごとではないかも・・・メルランにたのんで魔法で台風を吹き飛ばしてもらいたいです。


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