アーサー王伝説ロマンス原拠の書
日本列島を台風が通り過ぎた9月4日、日本SF大会でのパネルディスカッションが終了しました。ブルターニュ各地の写真とそこに伝わっているアーサー王関連の伝説をお話しました。終了後、「ブルターニュに行ってみたい」と何人もの方が声をかけてくださり参加してよかったと思いました。練習では時間オーバーになってしまったので、最初の方は予定していた内容を少し縮めました。そのためもしかするとわかりにくかったかもしれません。感想など聞かせていただければありがたいです。
現在知られているアーサー王伝説はアーサー王を中心とする騎士道物語群です。その中でも核となっているのが「ブリタニア列王史―アーサー王ロマンス原拠の書」なのです。この本ではじめてアーサー王の誕生からアヴァロンの島に運ばれるまでの経緯が語られます。その意味でも非常に重要です。
本の前半はトロイア人たちの子孫「ブルートゥスのブルタニア建国」がいかにしてブリテン国家を建設したかが事細かく描かれているのですが、中世ではこの内容が真の歴史として信じられていました。アルモニカ(ブルターニュ)の話も出てきますよ。「マーリンの生涯―中世ラテン叙事詩」とあわせてぜひ読んでください。
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