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2012年6月の記事

2012.06.26

新番組 "Le Village préféré des Français"

  フランスのテレビ局、France 2 で"Le Village préféré des Français" という番組が始まります。フランスで好まれているヴィラージュ(町や村)22カ所が紹介されるそうです。番組のプロモーションビデオが公開されていますのでご覧ください。航空撮影していますので地上から見る風景とは一味違いますね。

  これらは以前紹介したLes plus beaux villages de France フランスの最も美しい村々から選出されたもの。6月26日の放送にはNolwenn Leroy ノルウェン・ルロワさんも登場しますよ。

Le Village préféré des Français France 2

Maroilles (Pas de Calais), Apremont sur Allier (Centre), Piana (Corse), Le Bec Hellouin (Haute Normandie), Saint-Guilhem le Désert (Languedoc Roussillon), Essoyes (Champagne Ardenne), Baume Les Messieurs (Franche Comté), La Roche-Guyon (Ile de France), Collonges-La-Rouge (Limousin), Rodemack (Lorraine), Gerberoy (Picardie), Saint-Cirq Lapodie (Midi Pyrénées), Montsoreau (Pays de Loire), Angles sur l'Anglin (Poitou Charentes), Les Beaux de Provence (PACA), Yvoire (Rhône Alpes), Riquewihr (Alsace), Salers (Auvergne), Vézelay (Bourgogne), Beynac et Cazenac (Aquitaine), Barfleur (Basse Normandie), Saint-Suliac (Bretagne)


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2012.06.21

荒俣宏さんの「イギリス魔界の旅」

Witchcraft

  NHK BSプレミアムで6月4日に放送された「荒俣宏 イギリス魔界の旅」を録画で見ました。10年前に放送した番組の再放送だったそうです。内容は以下のとおりでした。

ピーター・パンやハリー・ポッターなどファンタジーの名作を次々に生んできたイギリス。その精神風土を作家・荒俣宏が二人の女優とともに探訪していく。

アーサー王伝説やケルトの神話、妖精や魔女伝説が息づき、「ピーター・パン」「ハリー・ポッター」といったファンタジーの名作の数々が生まれた国、イギリス。科学や文明が発達した今でも、まことしやかに幽霊話や怪奇現象が語られ、生活のなかにファンタジーが深く根ざしている。荒俣宏が、女優・宮崎あおい、伊藤歩とともに幽霊、魔女、レイライン(イギリス版風水)の3つの謎をテーマに、イギリスの精神風土を探訪していく。

  第一章“幽霊~恐怖の章”では幽霊たちを追いかけるゴーストハンターや心霊調査協会のメンバーにインタビュー。第二章“魔女~怪奇の章”では魔女博物館が登場しました。上の写真が先月に撮影したThe Museum of Witchcraft 魔女博物館の外観です。入口は狭いのですが、想像以上に濃い内容で、まったく予備知識なしに訪れるとよくわからないかもしれません。ホームページのMuseum Tourから一部の展示品の説明を見ることができます。番組では実際に活動している魔女たちに会い、儀式も見学します。

  第三章“レイライン~神秘の章”。レイラインとは大地のエネルギーが強い場所をつないだ線のこと。古くからある巨石群や聖地、またその上に建てられた教会などを地図の上にマークすると不思議なことにこの見えない直線があらわれてくるのです。これはただの偶然ではなく、大地の神秘的なエネルギーを感じた人々が、その場所にさまざまな印を残したのではないかと考えられるようになったのです。そのレイラインが22本も交わっているのがグラストンベリーなのです。これが英国最大のパワースポットと呼ばれる所以なのですが、日本で発売されている普通のガイドブックにはのっていません。グラストンベリーの不思議はまだまだあるので番組の内容は少し残念でした。次にセント・マイケルズ・マウントでのダウジングは興味深いものでした。宇宙のパワーが集中しているというそのポイントは普通のルートからははずれていましたので、先にこの番組を見ていたら、そこに立つことができたのにと思いました。

  何度か再放送されたようですが、見逃した方は下の本を参照されるとよいでしょう。
  荒俣宏の裏・世界遺産2 イギリス魔界紀行 ――妖精と魔女の故郷へ (角川文庫)


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2012.06.20

ブルターニュの民話集 その1

France

  ケルト関連の民話集はたくさん出版されていますが、ブルターニュ関連の文献は数えるほどしかありません。定期的に新刊をチェックしているのですが、タイトルにブルターニュと記載されていないと見落としてしまうこともあります。このフランス民話集〈1〉 (中央大学人文科学研究所翻訳叢書)は2月末に発売されたのですが、気が付きませんでした。

  そんなある日、ブルターニュのFañch Broudic ファンシュ・ブロディックさんから「フランス民話集をもう読んだ?」とメールが届いたのです。ブロディックさんはブレイス語のニュースキャスターで伝統文化を守ることに情熱を傾けている人。日本語の文献情報まで知っているとはまいりました。さっそく購入して読みました。

  この本はFrançois-Marie Luzel フランソワ・マリー・リュゼル、Adolphe Orain アドルフ・オラン、Paul Sébillot ポール・セビヨが編纂したブルターニュ全域にまたがる民話を抄訳したものです。 Luzel リュゼルはThéodore Hersart de la Villemarqué テオドール・エルサール・ド・ラ・ヴィルマルケが出版したバルザス・ブレイスの信憑性に疑いをいだき、Querelle du Barzaz Breiz バルザス・ブレイス大論争の口火をきった人物で伝承をそのままのかたちで保存することにこだわりを持っていたのです。

  Adolphe Orain アドルフ・オランも民衆から聞き取りを行い、民話や歌を収集、風習もふくめたくさんの著書にして後世に残しています。Paul Sébillot ポール・セビヨは民俗学者としてブルターニュで200以上の民話を集めました。またブルターニュのみならずフランス各地の民話集を編纂し、学問として民俗学を確立させた功労者でもあります。妖精や魔法に満ちた不思議な物語や動物に変身する話、笑話など盛りだくさんな内容です。豊富な挿絵も服装や風景などブルターニュの様子がよくわかります。

  かつて教養文庫やメルヘン文庫などから世界の民話集が出版されていました。我が家には様々な国のものが並んでいます。ブルターニュの書籍にのせてある「ブルターニュ幻想集」、「フランス妖精民話集」、「フランス怪奇民話集」などにはブルターニュの民話も多く紹介されています。その2ではさらに独特な民話集について書きますのでお楽しみに。
  

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2012.06.18

オランド氏に注意!

  ここ数日のことなのですが、うるわしのブルターニュを立ち上げると、フランス語の音声が聞こえるようになりました。その声の主はというとフランス大統領に当選したFrançois Hollande フランソワ・オランド氏なのです。5月7日に書いたエントリーフランス大統領選挙、サルコジ大統領が落選で紹介してあるTF1の画像がなぜか勝手に再生してしまうみたいなのです。

  再生されてしまう音声が耳障りでしたら、上のリンクにあるTF1の画像再生ボタンを一度クリックして、停止ボタンをクリックしてください。そのままBGMがわりに聞いていただければ6分すれば終了します。あらかじめ知っていればびっくりしないのですが、急にフランス語が聞こえてくると驚いてしまいますよね。悪質なウイルスではありませんので安心してください。


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