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2013年10月の記事

2013.10.25

"Sur la route de Nolwenn" sur la radio "France Bleu" ノルウェン・ルロワさんのラジオ番組


Nolwenn Leroy en Concert Privé France Bleu 投稿者 francebleu

  フランスのラジオ局、France Bleuがブルターニュ出身のNolwenn Leroy ノルウェン・ルロワさんの特集を組んでいます。"Sur la route de Nolwenn"というタイトルで子供のころから今にいたるまでが語られています。

  放送は10月21日から11月2日までです。上のリンクからプレイボタンをクリックしても録音が聞けなかったのですが、下の文章を探して太字にしてあるPodcasting ポッドキャストのリンクをクリックするとバックナンバーをすべて聞くことができます。Pour podcaster la série cliquez ici, et pour le lien RSS ici

  Nolwenn
  ipadやiphoneで聞くにはApp StoreでRadio France Podcastと検索してインストールします。番組の中からFrance Blueを選択。タイトルにSur la route de Nolwennと入れてください。今のところEpisode No1からNo5までがアップされています。各放送は5分間です。No1では子供のころ隣家が農家だったので豚や牛など動物に親しんでいたと話しています。乗馬も好きだったそうです。またブルターニュの様々な伝説に胸をおどらせていたこと。たとえばアーサー王伝説の登場人物、メルランやヴィヴィアンヌ、モルガンヌなどにゆかりの場所を散策するのが楽しみだったと言っています。最新のアルバムO Filles De L'eauを毎日聞いていますが、カバージャケットは人魚。とっても似合っていますね。

  彼女が生まれたSaint-Renan サン・ルナンの町へも行きました。定期的にマルシェ(市場)が開催されているので、近隣の人たちもよく買いに来ているそうです。訪れたのはちょうどマルシェの日だったのですが、通りの両側にお店が並んでいて活気にあふれていました。お父さんがプロのサッカー選手だった関係で何度も転居していますが、ブルターニュには親類がたくさん住んでいたので引っ越してからもよく戻っていたそうです。

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2013.10.22

Anatole Le Braz アナトール・ル=ブラーズ

Univ

  ブレストでFañch Broudic ファンシュ・ブロディックさんと再会した。ブレイス語番組のメインキャスターとして長年活躍していた人だ。一緒にUniversité de Bretagne occidentaleのキャンパス内にある図書館、Bibliothèque du Centre de Recherche Bretonne et Celtiqueをたずねた。ここにはブルターニュの歴史や文学、言語などに関する膨大な資料が集められている。この日はFrance3のテレビクルーや新聞社Ouest Franceの記者も同行していた。

  図書館には本や雑誌はもちろんのこと、古いポスターや地図なども保管されている。さらに映像や音声テープなど、ブレイス語研究者にとっては貴重な資料も特別室におさめられているという。この日は普段は目にすることのできない、手書きの手帳を見せてもらった。それはAnatole Le Braz アナトール・ル=ブラーズのものだった。手帳はフランス語で書かれており、たくさんのイラストもそえられていた。

  彼の代表作のひとつ、ブルターニュに伝わる民間伝承を丹念に集めた"La Légende de la mort"「死の伝承」は現在でも非常に人気が高い。手帳は「死の伝承」の出版以前のものと、第一次世界大戦中の戦争について書かれたものがあった。私は文庫本を10年ほど前に買って繰り返し読んでいたのでこのサプライズにいたく感激した。

   なお"La Légende de la mort"は数年前に日本語版が2冊相次いで刊行された。それまでにも民話集は発売されたことがあったが、ブルターニュをより深く理解したいなら必ず目をとおしてほしい作品だ。もちろん2冊ともうちの本棚に並んでいる。
  ブルターニュ幻想民話集
  ブルターニュ 死の伝承

Emgleobreiz

  午後にはブロディックさんとブレイス語の雑誌や書籍を刊行しているEmgleo Breizへ出向いた。写真はブロディックさんとテレビ局France3のキャスターだ。ちょうどBrud Nevezという雑誌は300号が発売されたところだった。「今日、日本からブレイス語の教科書の注文書が届いたの。これから手続きをするけれど、うれしいわ」とスタッフの女性が話してくれた。なおホームページ上では実際にブレイス語の音声も聞くことが出来るので、興味のある方はどうぞ。

  ブルターニュで綿々と受け継がれてきた伝統や文化を守り続ける人たちの熱い想い。それを多数に伝えるには新聞・雑誌・ラジオ・テレビといったマスメディアの協力がかかせないとあらためて考えた。


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2013.10.18

Caméra de télévision テレビカメラ

France3_2

  Caméra de télévision テレビカメラが目の前にせまってくるとついつい緊張して顔がこわばってしまう。フランスのテレビ局、France3のカメラクルーなのだが、そんなに近づかないで・・・場所はBrest ブレスト。内容については次回に。


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2013.10.16

Le pont habité de Landerneau 現在でも人が暮らしている橋

Pontlanderneau

  イタリア、フィレンツェには宝飾店が軒を並べる有名なヴェッキオ橋がありますが、このように現在でも人が暮らしている橋というのはヨーロッパに6つしか残っていません。フランスに2つ、ドイツ、イタリア、イギリス、ブルガリアにそれぞれ一つしかないそうです。

  そのうちの1つが ブルターニュにあります。Landerneau ランデルノーにかかるPont de Rohan ルアン橋なのです。石造りになったのは1510年のこと。建築したVicomte Jehan II de Rohan 子爵の名前からこの名前になりました。当初は製粉所と2軒のブティックがあったそうです。同時に牢屋が二部屋あり、粉引きが牢番を務めていたというのですからおもしろいですね。17世紀にはルネサンス様式の住居が建てられ、19世紀の改築後にはダンスホールと bains publics 公衆浴場に変わりました。どんな様子だったのか、ちょっとのぞいてみたいものです。


Le pont habité de Landerneau, l'un des derniers d'Europe,TF1 Le 28 mai 2010
Landerneau en Bretagne va fêter les 500 ans du Pont de Rohan. C'est l'un des rares ponts habités d'Europe. Des habitations mais aussi des commerces sont présents sur cet ouvrage.

  ちょうど建築から500年をむかえた2010年のテレビ放送が残っていました。2分ほどですのでどうぞ。はじめにコマーシャルがありますのでしばらくそのままお待ちください。実は日本のテレビ、『世界の車窓から』ノルマンディー・ブルターニュの旅でもこの橋が登場していたのを見ました。そのほかの橋についてはWikipediaから橋の名前だけ抜き出してみました。観光に行かれる際の参考にしてくださいね。

  Le pont habité  Wikipedia
   Allemagne La Krämerbrücke (« pont des Épiciers ») à Erfurt
   Bulgarie  Le pont couvert de Lovetch en Bulgarie
   France Pont de Rohan, à Landerneau, Pont des Marchands, à Narbonne
   Italie Le Ponte Vecchio, à Florence
   Angleterre Le Pulteney Bridge à Bath

  上記で紹介した『世界の車窓から』はDVDとして発売されており、下のリンクから購入できます。
  世界の車窓からDVDブック No.18 フランス2 (朝日ビジュアルシリーズ)


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2013.10.14

大自然の懐にいだかれて Menez-Ham

Menezham

  ブルターニュには巨大な岩がごろごろしている。もちろんそれは素晴らしいし、そこに立っていると自分の足に根ががはえてしまい、まるで岩になってしまったかのような錯覚におそわれることがある。しかし、このMenez-Ham メネ・アムでは自然と人類が融和して生み出した一体感に包み込まれる。実際には強風で何かにつかまらないとふきとばされそうなのだが、家が一軒たっているだけなのに、そこには確かに人の息遣いさえ感じられるから不思議だ。

Menezham1

  この写真は海側から陸をながめた様子。少し陸側に歩くと茅葺屋根の民家(写真の左側)が数軒残っていて、軽食も食べることができる。私が行った日にはテントが設営され地元の人たちが集まっていた。クレープは1枚1ユーロ。コーヒーも1ユーロだった。朝食をしっかり食べていたので、この日の昼食はクレープ1枚ですました。本当は一日中海を眺めていたかったのだが、次の予定もあったので、1時間ほどしかいなかったが、もし機会があればまた行きたいと思う。


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2013.10.12

ダウジングロッドで磁場を体感

Dowsing_2

  ダウジングロッドを手にして巨石に近づく。ダウジングロッドは平行に前を向いているようにつとめて歩をすすめるのだが、それが横に開いたり、手前のほうまでまわりこんだりする。その動きには確かに規則性がある。磁場を感知して動くのだが、これをずっと自分で試してみたかったのだ。

  そのきっかけというのは2008年に見たテレビ番組、世界・ふしぎ発見!「イギリス・ストーンヘンジ 巨石文明の知られざる事実」だった。針金で自作したものの、ストローは弱いのでだめになってしまい、針金を曲げて固定してあったので取り替えるのも具合が悪い。たまたま手ごろなものを見つけた。それが驚異のダウジングだ。

Dowsingrod

  これを購入し、ブルターニュまで持参したというわけだ。上の写真はMenhir de Lannoulouarnでの様子。高さは6.5メートルある。ここには5つのMenhir メンヒル(単体で立つ石)があったが、あとの4つは別の場所に運ばれたり、建築資材として使われてしまったそうだ。1ヶ所だけでは偶然ということもあるので、あちこちの巨石群でやってみた。場所によってダウジングロッドの動きはまったく異なり、非常におもしろかった。大地のエネルギーが強い場所をつないだ線のことをレイラインと呼ぶが、古代の人々はそれを理解していて、石を配置したのではないかという推測もある。フランスのレイラインについて書かれた本があれば読んでみたいものだ。


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