Manoirs en Cornouaille ブルターニュのマナーハウス
2012年はじめに創刊されたブルターニュの雑誌 Manoirs & vieilles demeures en Cornouailleである。ブルターニュの南西部、Cornouaille コルヌアイユ(かつての行政区分。日本の県に相当)に現存するManoir マノワールを丹念に取材し、美しい写真と共に紹介したものだ。Manoir マノワール(英語のManor house マナーハウス) は中世の荘園内に建てられた貴族の邸宅を指す。
ブルターニュのガイドブックなどには一部のManoirも示されているものの、踏み込んだ説明は載っていない。この雑誌は建物の歴史的な変遷や、そこで住んでいた領主のことなどが古い地図や詳しい資料もそえて詳しく記述されている。まるで百科事典のようなで、ページをめくっていてもつい惹きこまれてしまうほどなのだが、雑誌なのでちょうど飽きないボリュームとなっている。
スタッフに同行してラジオ局、France Bleuの生放送収録に立ち会った。手前でメガネをかけて背をむけているのがアナウンサーで残り3人が雑誌関係者。さすがブルターニュ。アナウンサーはブレイス語も話せる。質問にブレイス語で答えていたのはGweltaz ar Fur グエルタズ アル フーさん。以前AR BED KELTIEKという本屋のオーナーとしてNHKのテレビでフランス語に出演したことを紹介したことがあった。写真でしゃべっている人がそうだ。Quimper カンぺールの本屋は残念ながら3年前に閉店してしまったのだが、本人は元気に活躍していて安心した。
Manoirs & vieilles demeures en Cornouailleは一冊9ユーロ。キオスクで購入できる。No.1は売り切れだったので、私の手元には4冊しかないのだが、現在はNo.6が発売されているので見かけたら手にとって見て欲しい。
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