フランス大統領François Hollande フランソワ・ オランド氏の憂鬱
新年そうそうフランス大統領、François Hollande フランソワ・ オランド氏の憂鬱そうな顔が新聞各紙をにぎわしている。フランスでは2014年からTVA(付加価値税、日本の消費税に相当)の標準税率 がこれまでの19,6 %から20 %に引き上げられたばかり。日本の消費税と異なりTVAが細分化されており、レストランでの食事、映画や美術館の入場料、公共交通などにかけられる中間税率は、現在7%から10%になった。ただし生活必需品やガスや電気料金、水やノンアルコールの飲料、書籍など軽減税率については5,5 %から5 %に引き下げとなった。
ブルターニュ地方で激しい抗議行動が起きたÉcotaxe エコタックス(環境税)の実施は延期されたものの、昨年末には年100万ユーロをこえる個人所得に対して、給与を支払っている企業が75 %という税を納める財政法が成立。スター選手をかかえるフランスのプロサッカーリーグは頭をかかえている。
ただでさえ歴代支持率ワースト記録を塗り替えてきたフランソワ・ オランド氏の現在のトラブルは、数日前に発売された雑誌Closer クローザーに女優Julie Gayet ジュリー・ガイエさんとの熱愛を報道されたことだ。大統領はすぐに「個人のプライバシーの侵害だ」と法的措置も検討することを発表したのだが、その直後現在のファーストレディー、Valérie Trierweiler ヴァレリー・トリルベレールさん(週刊誌記者)が緊急入院したことが発表され混乱に拍車がかかってしまった。なぜならヴァレリーさんと大統領は事実婚。彼女はフランスではじめての事実婚によるファーストレディーの座についたのだが、オランド氏と長年苦労をともにし4人の子供がいるSégolène Royal セゴレーヌ・ロワイヤルさん(政治家、2007年フランス初の女性大統領候補)とまだ同居中にオランド氏との交際がはじまっていたという、これまでの経過があるからだ。
いくら個人のプライバシーとはいえ、大統領就任からまだ1年半しかたっていない。それに対しジュリー・ガイエさんとの恋のうわさはすでに昨年春から報道されている。もっと国政に集中してほしいと思うのが当たり前だろう。
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