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2014.01.04

ブルターニュでかつお節生産へ

Concarneau

  NHKのあ〜幸せ♪うまいッ!ものだらけの新春スペシャルでConcarneau コンカルノーにかつお節工場建設計画があることを知った。ユネスコの「無形文化遺産」に昨年12月4日「和食」が登録され、フランスでも注目をあびているにもかかわらず、欧州連合の衛生基準が厳しいので日本産の良質なかつお節を輸出することが出来ず、ベトナムやフィリピン産のかつお節が高い値段で販売されているのが現状。鹿児島県枕崎市の枕崎水産加工組合では「だしがとれなければおいしい日本食を食べてもらえない。輸出できないならフランスで工場を造ればいい」という案が出て「フランスかつお節工場建設期成会」が発足。昨年11月にはブルターニュを視察した。

  そこで工場の候補地にあがっているのがConcarneau コンカルノーだ。コンカルノーはブルターニュの南西部にあり、上の写真のように要塞で囲まれた特徴的な町だ。さらに主幹産業は漁業で特にマグロ漁が盛んであるから、かつお節工場の予定地としては好都合。閉鎖されている工場を活用して今年5月からかつお節生産を開始する見通しだという。

  ブルターニュと日本の牡蠣のつながりはこれまで何度も書いてきたが、ブルターニュでは1980年代からワカメの養殖も行われておりずばりWakameとして販売されている。かつお節の生産がはじまれば、ブルターニュから本物の日本食がフランスに広まってゆくに違いない。そう想像するとわくわくする。


  無形文化遺産:フランスにかつお節工場 産地・枕崎の夢 毎日新聞 2013年12月05日
  フランスかつお節工場、一歩前進 鹿児島の視察団帰国 朝日新聞 2013年11月21日


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コメント

フランスの地方都市で日本の食材を手にいれるのは大変。パリにはさすがにいろいろありますが、高いし個人の家では、結局まともな日本料理は作ることができません。 コンカルノーのカツオ節、発売が待ち遠しいです。

投稿: jin | 2014.01.04 16:55

こんにちは

そうですね。しょうゆは売っていますが、ほかのものはあまりないですね。レンヌには郊外に中華食材の店がありますが、ごくたまにしか買いに行きませんでした。

私は日本から船便で昆布とみそを送ったことがあります。みそは数ヶ月の船旅で発酵して外にもれていたので、それにこりて送りませんでした。カツオ節は小さなパックをスーツケースにつめて行きましたが、フランスでは貴重品ですね。

投稿: 市絛三紗 | 2014.01.04 17:06

録画していたのをやっと見ました。
サラミやフロマージュにカビが生えていてもOKなのは衛生基準を守って作られたことが確認できるから、ということでしょうか。
コンカルノーは昨夏行って美味しいカニとオマールを食べました。ゆっくりしすぎてナントの空港まで車を飛ばしたことも楽しい思い出です。アセリマシタ。
日本とフランスが協力して美味しいかつをぶしが作れるようになると嬉しいですね。

投稿: mikiyama | 2014.01.19 10:39

こんにちは

サラミやチーズの表面にわざとカビをつけて熟成させるタイプもあります。しかしEUの安全基準により、小規模な工房がたくさん廃業してしまったことも事実です。

投稿: 市絛三紗 | 2014.01.23 17:46

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