Breton Women Legacy in Lace ブルターニュの伝統 優美なるレース
現在発売中のNATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2014年 04月号 [雑誌]に「ブルターニュの伝統 優美なるレース」という記事が掲載されている。その抜粋した内容がネット上で公開されている。英文のタイトルはBreton Women Legacy in Laceだ。
優美なるレースと紹介されているのはブルターニュの女性が身に着けているcoiffe コワフのこと。 コワフは一見帽子のように見えるが前と後ろの布2枚をピンでとめてあるだけ。それぞれの地域で形が異なっている、色鮮やかな刺繍の街、Pont l'Abbéポン・ラベに書いたように地元の女性たちにとってコワフは特別なものではなく、家から外へ出る時の必需品であった。生活様式の変化でいったん忘れ去られたかのように思えたcoiffe コワフであったが、現在ではブルターニュ各地に存在する音楽やダンスのグループが伝統の衣装を身につけ、新たな活動を起こしていることはたびたび書いてきたとおりだ。
この写真を撮った写真家、Charles Fréger シャルル・フレジェ氏について調べてみた。1975年フランス、ブルージュ生まれでノルマンディーのルーアン美術学院にて芸術を専攻。人類学的な視点から肖像写真を撮っている写真家だった。そして先月東京で個展が開かれていたことがわかった。ちょうど青幻舎からWILDER MANN (ワイルドマン)という写真集が発売されたので、その出版記念の開催であったようだ。欧州19カ国でさまざまな衣装を身にまとい獣人、熊、山羊、精霊などを具現化しようとしてきた人々を撮影したもの。その姿を見て秋田県に伝わるナマハゲを思い起こした。
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