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2019年6月の記事

2019.06.12

Clean up for Sarah in Naruto,Japan みんなの海岸清掃

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  長い間書くことにためらいがありました。自然災害で多くの命が奪われ、言葉で綴ることに無力さを感じていたのです。しかし書かなければ伝わらないこともあります。私には大切な友人がいました。ブルターニュ生まれのサラさんです。

 Accident aérien en Ethiopie: la victime bretonne Sarah Auffret, experte en tourisme polaire

 今年3月9日の夜、「世界ふしぎ発見!」で南極特集を見ていました。そこではサラさんが数年間勤務していた郵便局が紹介されていました。南極行きのクルーズ船の舳先には、彼女の故郷、ブルターニュの旗が掲げられていました。彼女にSNSでそう連絡しようと思っていました。その日の深夜ニュースで旅客機が墜落したことを知りました。そのニュースがどうも気にかかっていました。

 翌日6時ごろ電話があり、その飛行機にサラさんが搭乗していたことを知ります。悲しみとともに怒りが込み上げてきました。彼女は3月11日からケニア・ナイロビで開催される第4回国連環境総会で日本・ノルウェー・スリランカの共同提案に基づく「海洋プラスティックごみ及びマイクロプラスティック」に関連してクリーン・シー・プロジェクト活動を発表する予定でした。ボーイング737には総会出席予定者が40名以上搭乗していたのです。

 すぐにFacebook上に追悼ページが作られ、突然の訃報を耳にしたサラさんの親族が彼女の生前の意志を尊重し誕生日である616日に追悼のイベントを企画しました。それに賛同した人々が世界約70カ所で一斉に清掃を実施いたします。鳴門は彼女が2010年に最初にビーチクリーニングを行った場所です。私も参加していましたし、このブログでもその活動を何度かお知らせしています。そして今年6月16日、鳴門でもClean up for Sarah in Naruto みんなの海岸清掃を実施します。

 Clean up for Sarah World Map 

  世界地図に南極だけ記載がありませんが、南極は現在冬なので12月16日に実施することが決定しています。この地図には一人あるいは数人でゴミ拾いをする人の記載はありませんので、実際には世界100カ所程度で行われると予想されます。

 AECO Clean Seas project  彼女が勤務していた会社 北極海の海洋調査を行う

 Clean Seas Project, Univ.Plymouth  2018年130回以上北極海の清掃を行い、6,000kgのゴミを収集

 

 

 

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