カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2015.10.29

「幻想映画ヒロイン大図鑑」永遠の恋人から絶叫美女まで

  映画がフランスで産声を上げてからまだ1世紀しかたっていない。その間「特殊撮影」や「コンピュータ・グラフィクス」など撮影技法が驚くほど発展し、想像の世界は無限の広がりを見せている。これまでにどれだけの映画が公開されたのか知らないのだが、何せ数が多いものだから特定の映画について調べようとすると図鑑でもないかぎりむずかしい。

  先月末に幻想映画に登場する美女ばかりを網羅した「幻想映画ヒロイン大図鑑―永遠の恋人から絶叫美女まで」が発売された。著者とは以前からの知り合いで、とにかく映画が好きだという。そしてつい集めてしまった映画関連グッズにうずもれながら暮らしているらしい。


幻想映画ヒロイン大図鑑 目次

グラフページ
(日本版ポスター集/ 日本版パンフ・プレスシート集/ メトロポリス資料/ 外国版ポスター・パンフ・プレスシート集/ 外国版ポスター・ロビーカード集/映画イメージ集 ほか)

映画紹介
(吸血美女伝説/ 人造美女/ 異界から来た彼女/ 永遠の恋人たち/ 原始美女とジャングル美女/宇宙の美女/異界の女王/異形の愛/愛の奇跡/悪女と妖女/絶叫美女)

  「幻想映画ヒロイン大図鑑」の前半100頁にわたりポスター、プレスシート、ロビーカードなど約800点がぎっしり詰め込まれているのだが、そのなかには個人で世界中からコツコツと収集してきた、今では手に入れるのが困難であろうお宝も多数紹介されている。これまで日本で幻想映画にしぼった解説書は出版されていなかったそうだ。

Gensou

  「銀幕のヒロイン」という言葉があるように美女ぞろいと聞けば中身をのぞいてみたくなるだろう。ごらんのように世相を反映した服装や髪型、化粧など見ているだけでもとても楽しい。また1960年代以前のB級、C級映画資料はマニア垂涎ものに違いない。

    ここでひとつの作品に焦点をしぼってみたい。1955年のフランス映画「わが青春のマリアンヌ」である。「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」で知られる漫画家・松本零士氏が「ヒロインの美しさにボーっとしながら帰宅したのを覚えている。今もこれ以上の女性は現れていない」と絶賛する美女なのだ。

  松本零士氏、映画への感謝を語る「生涯の夢を授けてくれた」 映画.COM 2015年5月2日

  この映画の監督はフランス映画界の巨匠、Julien Duvivier ジュリアン・デュヴィヴィエ。フランス映画だが主人公のマリアンヌ・ホルトさん以外のキャストを変えてドイツ語版も同時に制作されるという特殊なものだった。

  日本での公開にあたり字幕をつけたのはあの字幕翻訳者秘田余四郎さんだったのだ。デュヴィヴィエ監督の作品では「ゴルゴダの丘」「望郷」「旅路の果て」「巴里の空の下セーヌは流れる」「殺意の瞬間」などの字幕も手がけている。

わが青春のマリアンヌ [DVD]

巨匠が描く美しく、儚く、そして残酷な通過儀礼。鹿が遊ぶ森と美しい湖を控えるイリゲンシュタット館には身寄りのない少年たちが暮らしていた。そこに、アルゼンチンからヴィンセントという少年がやってくる。少年たちと湖の対岸にある古城を訪れたヴィンセントは、マリアンヌとという美しい女性と出会う… 漫画界の巨匠、松本零士をはじめ伝説のロックバンド、ジャックスやアルフィーなど多くのアーティストに影響を与えた青春ドラマの傑作。

原題:MARIANNE DE MA JEUNESSE
制作:1955年・フランス

  なお「アニメ・特撮・SF・映画メディア読本―ジャンルムービーへの招待」は作品リストや年表が非常に充実しており、あわせて読むとSFやファンタジー映画の流れがよくわかるだろう。

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2015.06.17

パリから一泊! フランスの美しい村

51c0ir0col  フランスにはさまざまな暮らしがある。パリの中心部のように整った美しさもすてがたいが、広大な大地に点在する村々には心打つ美しさがある。

  先月発売されたばかりの粟野真理子さんの「パリから一泊! フランスの美しい村」は1982年に創立された全国組織、Les plus beaux villages de France フランスの最も美しい村々の中から21ヵ所を厳選し、その魅力をあますことなく伝えてくれている。ふんだんに盛り込まれた写真を眺めていると無性に旅したくなる。

パリから一泊! フランスの美しい村 ●プロヴァンス ムスティエ・サント・マリー/ルション/ゴルド/レ・ボー・ド・プロヴァンス ●コート・ダジュール サン・タニエス/コアラーズ ●コルシカ島 ピアナ/サンタントニノ ●ミディ・ピレネー コンク ●バスク アイノア/サール ●アキテーヌ ラ・ロック・ガジャック ●ポワトゥー・シャラント ラ・フロット・アン・レー ●ノルマンディー ブーヴロン・アン・オージュ ●ブルゴーニュ ノワイエ・シュール・ブラン/ヴェズレー/フラヴィニー・シュール・オズラン ●アルザス エギスハイム/リクヴィール/ウナヴィール/ミッテルベルグハイム

  それぞれの良さがあるので、どこも甲乙つけがたいが粟野真理子さんも冒頭で述べているConques コンクは個人的に忘れがたい思い出のある場所だ。そこではSt Jacques de compostelle サン・ジャック・ドゥ・コンポステルを目指し徒歩で巡礼する人たちと夕食を共にし、ロマネスク様式のサント・フォワ聖堂では夜パイプオルガンのコンサートを堪能した。泊まったのは個人の家だったが、そこでのMoine モワンさんとの出会いが私をニコラ・フラメルや霊薬へと導いてくれたのだった。またVézelay ヴェズレーの丘を登りたどりついたサント・マドレーヌ大聖堂と眼下に広がるブルゴーニュの平野はいまでも目に焼きついている。

  パリからのアクセスはもちろん、ホテルやレストラン情報も入っているので、この本を片手にフランス旅行プランをたてるのも楽しい。きっとどこを選んでも満足できるはずだ。


    < 関連エントリー >

  フランスの最も美しい村々
  ロマネスク教会とパリの美術館  
  Noël de Rochefort-en-Terre ロッシュフォール・アン・テールのクリスマス
  360度パノラマ写真で見るLocronan ロクロナン
  新番組 "Le Village préféré des Français"
   美しき村 Le Faou ル・ファウ
  ノルマンディーの小さな村 Beuvron en Auge ブーヴロン・アン・オージュ


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2015.02.26

シャルリ・エブド事件を考える: ふらんす特別編集

  今年1月7日午前11時半、パリ11区でCharlie Hebdo シャルリー・エブド社襲撃事件はおきた。12人が亡くなったRue Nicolas-Appert ニコラ・アペル通りとはどのような場所なのかだろうか。Charlie Hebdo シャルリー・エブド社から約400メートルセーヌ川に向かって南に下がるとPlace de la Bastille バスチーユ広場がある。かつてここには要塞がありフランス革命当時は牢獄になっていた。民衆の暴動により襲撃されたいわくの場所だ。今ではガラス張りのオペラ座が建っている。そしてあたりにはカフェをはじめ深夜まで営業しているバーやクラブも多く若者でにぎわっている。

  また11区のすぐ西側は4区で日本人もよく観光に訪れるマレ地区がある。17世紀のPlace des Vosges ヴォージュ広場、Musée Picasso ピカソ美術館、パリの歴史にまつわる資料が網羅されたMusée Carnavalet カルナヴァレ博物館も近い。Hôtel de Ville パリ市庁舎から事件現場までわずか1200メートルしか離れていないのだ。これはこちらのParis pratique par arrondissementという地図を見ながら書いた。

  それからわずか1ヶ月の間に、フランス各地で発砲事件が数十件起きている。そしてデンマークの首都コペンハーゲンでは、ムハンマドの風刺画を描いた画家が参加していた集会やユダヤ教の礼拝所が銃撃され死傷者もでた。毎日のように報道されたので事件の概要はご存知だろうが、フランスで出版されたムハンマドの風刺画については本国でも賛否が分かれている。

  ここで東洋経済の記事を紹介したい。フランス社会党のHélène Conway-Mouret エレーヌ・コンウェイ=ムレ上院議員とフランス文学者の鹿島茂さんへのインタビューだ。
 
  フランスでも、「行き過ぎた風刺」は論点に 表現の自由は、無制限の自由ではない
  仏紙襲撃事件は、強烈な普遍主義同士の衝突 鹿島茂氏が読み解く仏紙襲撃事件(前編)
  「反イスラム」が高まれば法規制の議論も 鹿島茂氏が読み解く仏紙襲撃事件(後編)

  3月7日に発売されるシャルリ・エブド事件を考える: ふらんす特別編集はこの事件の特集を組んでおり鹿島茂さんも編者になっている。フランスについての理解を深めるためにもぜひ読んでほしい。詳しい内容はつづきからどうぞ。

続きを読む "シャルリ・エブド事件を考える: ふらんす特別編集"

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2015.02.24

Plans de Paris 携帯できるパリの地図

  パリへ行くたびにバックにいれていつも使っている地図、Paris pratique par arrondissementを紹介します。パリはフランス革命後行政区で分けられています。最初は12でしたが現在は20区あります。そのため地図も区ごとに表示されています。500メートルごとに線が引かれているので、距離が一目でわかります。

  すべての道路名が書き込まれていますが、ちゃんと読める大きさの文字です。名前で検索も出来るようになっていますから非常に便利です。公共の大きな建物は濃い色になっていますし地下鉄の駅やガソリンスタンド、駐車場なども書き込まれています。地下鉄やバスの路線図もあるので、これ一冊あれば目的地にたどり着けます。

  冬のパリは観光客が少ない時期ですから、ホテルも空室があります。ゆっくり美術館や博物館めぐりをするのもおすすめです。

  この地図、最近は日本で購入できますので、あらかじめ下調べしてから出かけましょう。Plans De Paris: Paris Street Index and Maps


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2015.01.19

Charlie Hebdo シャルリー・エブドの購入方法

  問い合わせがあったのでCharlie Hebdo シャルリー・エブドの購入方法をお知らせします。こちらは1月15日発売の最新号です。日本のAmazonで購入できます。ただし日本ではこちらの英語バージョンしか発売されていません。

  KindleはKindle 電子書籍リーダーか、無料でダウンロードできるKindleアプリで閲覧します。アプリはスマートホンやタブレットに対応しているのでiPhone、iPad、またはAndroidでも利用できます。またアプリがインストールされていれば、一度買った本をどの端末からでも読むことができます。無料サンプルがありますので内容を試し読みしてから購入すればよいでしょう。価格は469円ですがプライム会員になっていれば無料です。
CHARLIE HEBDO in English: Je suis Charlie. Understanding Charlie Hebdo Cartoons. (English Edition)


  < 関連エントリー >

  Attentat de Charlie Hebdo シャルリー・エブド社襲撃事件
  Marche républicaine フランス共和国の行進
  Charlie Hebdo en rupture de stock シャルリー・エブドは在庫ぎれ
  Piratage:plusieurs sites de médias hors service メディアサイトがハッキング


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2015.01.17

りんごかもしれない

  2013年の春に発売されたりんごかもしれないはごらんのようにたくさんの賞を獲得しています。テーブルの上にある「りんご」はほんとうに「りんご」なのだろうか。もしかするとそうではないかもしれないと空想が無限にふくらんでゆきます。

  「りんご」はミカンかもしれないし、さかなかもしれない。こころがあるかもしれないし、宇宙からやってきて帰ってゆくのかもしれない。

  このところフランスのテロについて書いてきました。Charlie Hebdo シャルリー・エブドの風刺画に賛成する人もいますし、反対する人もいます。私自身は風刺画に賛成できません。それがすべての人々を笑顔にするとは思えないからです。「りんご」は見方しだいで何にでもなります。憎しみや怒りを慈しみや喜びに変えられるよう、努力することが求められています。

第6回MOE絵本屋さん大賞 第1位
第4回リブロ絵本大賞 第2位
第2回静岡書店大賞児童書新作部門 第3位
第7回この本よかっ! 第2位
第61回産経児童出版文化賞・美術賞
厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財
第3回 街の本屋さんが選んだ絵本大賞 第3位

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2014.12.27

Les anges du vitrail ステンドグラスの天使たち

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  クリスマスに友人からプレゼントされたのがステンドグラスの天使たち―光の御使いという本です。著者はフランスで伝統的ステンドグラスの技法を習得しステンドグラスを制作している志田政人さんです。

  天使はキリスト教では神の使いという役割をになっています。初期のキリスト教では、天使に翼はないのですが、4世紀以降翼が描かれるようになります。この本ではフランス各地の教会に飾られているステンドグラスの中から天使の姿に焦点をあて編集しています。

  付録に教会の場所と名前が載っているのですが、ブルターニュにある10ヶ所の教会のステンドグラスが紹介されています。フランスの地方別では、ブルターニュが最も多く取り上げられています。何度も足を運んだ教会であっても、見覚えのないステンドグラスもありました。大きな教会ですと膨大な量のステンドグラスがありますので、すべてを記憶におさめることは無理です。また天候が曇りや雨の日ですと高い場所は見えにくいので、自宅でゆっくり何度も見られるのはありがたいです。

  天使の翼は純白というイメージがありますが、かならずしもそうではなく、青、紫、緑、赤など、自由に表現されていることに改めて気づきました。中には翼の途中で色が変化していることもあります。上の表紙を見てください。わかりやすいのは右上の天使です。翼は黄緑ですよね。一方左下は青い背景に赤い翼です。非常に興味深い発見です。


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2014.08.09

ハープの歴史と伝播-ハープの魅力の全てを語る-

  新刊発売の連絡をいただき、懐かしさで胸がいっぱいになった。それがこのハープの歴史と伝播-ハープの魅力の全てを語る-だ。

煌びやかな音色は世界を駆け巡る。楽器ハープ5000年の歴史と その世界的伝播を辿る本邦初の本格的解説書。

第1部 ハープの歴史とその世界的伝播について
(ハープの発祥から古代にかけて東南アジアへの伝播
ダビデ王、中南米、アフリカ、
中世から現代まで(ヨーロッパ中心に)
物語の中のハープ)

第2部 ハープの更なる普及・啓蒙を目指して
(紫音ハープミュージアムの紹介、ハープコンサートについて、
ディナンでのケルトハープ国際音楽祭について、
ハープの研究、資料収集活動、南米欧州旅行総括)

第3部 坂田ワイン小史について

第4部 筆者音楽作品(作詞、作曲)について


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  ブルターニュではケルティックハープの人気が高く、Dinan ディナンではRencontres Internationales de Harpe celtique 国際ケルティックハープフェスティバルが開催されている。日本語での情報はほとんどなかったので、ハープフェスティバルを知るまでにも長い時間がかかったのだが、そこで聞いた話はさらに驚くもので、「毎年通ってくるハープ通の日本人がいるのを知らないのか」という内容だった。

  その後、この著者の坂田さんとディナンで待ち合わせをし、一緒にハープフェスティバルの会場に出かけた。すると、坂田さんを見つけたハーピストたちが近づいてきて、誰もが親しく声をかけてゆくではないか。ハープが本当に好きなんだと感服すると同時に、ブルターニュで同じ空間と時間を共有できたことがかけがえのない貴重な思い出になった。

  坂田さんは北信濃の斑尾高原でハープミュージアムを主催しており、毎年ハープコンサートも企画している。ハープミュージアムは車なら長野市から約1時間。世界5大陸からの各種ハープ30台を常時展示している稀有な存在。展示されているのはクラシックハープ、アイリッシュハープ、チロリアンハープ、サウン(ビルマの竪琴)、クロマティックハープ、トゥリプルハープ、アフリカンハープ、中世ゴシックハープ、中南米のアルパなど。場所や開館日は下のリンクから確認してほしい。
  
  紫音ハープミュージアム

  

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2014.07.04

La loi anti-Amazon 反アマゾン法

  フランス上院で6月26日、Amazon.fr アマゾンやFnac フナックなどのオンライン書店が値引きした書籍を無料配送することを禁じる法案が可決された。このLa loi anti-Amazon 反アマゾン法は町にある小さな店を守るというのが目的だ。英国には1000店しかない本屋だが、フランスには3500店存在するという。

  フランスでは1981年に制定されたloi Lang ラング法により書籍の定価販売が義務付けられ各出版社は定価制を採用し、価格が印刷表示されることとなった。ただ定価の5%までのディスカウントは認められているので前述のオンライン書店は値引きした書籍を送料無料で消費者に届けている。

  私がフランスで暮らしていたRennes レンヌでは自宅から歩いて10分くらいの範囲に大小合わせて6軒の本屋と5軒の古本屋があった。毎日のようにこれらの本屋をめぐっていたからどこの棚にどんな本が並んでいるかはすべて把握していたし、店長と話すのも楽しみだった。

  しかし、いくら大きな書店にも置いていない本があるので、Amazon.frも利用していた。Amazon.frで行われている5%の割引も魅力的だった。フランスでは今でもクリスマスや誕生日のプレゼントによく本を贈る習慣がありうちにも友人からもらった本がある。例えば"Ils ont régné sur la France" 「 彼らはフランスを治めていた」というタイトルの歴代フランス王列伝は誕生日にもらったものだ。とはいえオンライン書店の台頭でやはり顧客が減っているのだろうか。住んでいる間に3軒の古本屋は閉店してしまった。

  新しい法律は、実質的にオンライン書店の書籍の価格上昇を意味するがAmazon.frでは、年間49ユーロを払えば送料無料となる”Amazon Prime”サービスを導入することで対抗しようとしている。フランスでの今後の動向に注目したい。

  Prix du livre sur Internet : la France adopte sa loi «anti-Amazon» Le Figaro

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2014.04.16

Breton Women Legacy in Lace ブルターニュの伝統 優美なるレース

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  現在発売中のNATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2014年 04月号 [雑誌]に「ブルターニュの伝統 優美なるレース」という記事が掲載されている。その抜粋した内容がネット上で公開されている。英文のタイトルはBreton Women Legacy in Laceだ。

  優美なるレースと紹介されているのはブルターニュの女性が身に着けているcoiffe コワフのこと。 コワフは一見帽子のように見えるが前と後ろの布2枚をピンでとめてあるだけ。それぞれの地域で形が異なっている、色鮮やかな刺繍の街、Pont l'Abbéポン・ラベに書いたように地元の女性たちにとってコワフは特別なものではなく、家から外へ出る時の必需品であった。生活様式の変化でいったん忘れ去られたかのように思えたcoiffe コワフであったが、現在ではブルターニュ各地に存在する音楽やダンスのグループが伝統の衣装を身につけ、新たな活動を起こしていることはたびたび書いてきたとおりだ。

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  この写真を撮った写真家、Charles Fréger シャルル・フレジェ氏について調べてみた。1975年フランス、ブルージュ生まれでノルマンディーのルーアン美術学院にて芸術を専攻。人類学的な視点から肖像写真を撮っている写真家だった。そして先月東京で個展が開かれていたことがわかった。ちょうど青幻舎からWILDER MANN (ワイルドマン)という写真集が発売されたので、その出版記念の開催であったようだ。欧州19カ国でさまざまな衣装を身にまとい獣人、熊、山羊、精霊などを具現化しようとしてきた人々を撮影したもの。その姿を見て秋田県に伝わるナマハゲを思い起こした。

  < 関連エントリー >

  NHK テレビでフランス語 Les coiffes bigoudènes
  "Breton de l'année" ブルターニュの顔は誰?

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